これじゃ~毎回日食と月食じゃん
お久しブリです。
次男は今、学校で月の勉強をしているのだそうです。
そういえば先日、月の観察を家族としようという宿題があって、
一時間ごとに月の高さと位置を記録するのに付き合わされました。
18時から開始し、はじめは良かったのですが3回目(20時)の観察から
月が雲に隠れてしまい「観察できず」と記録することに。
その後も雲のおかげで全く観察できず、
結局「観察できず」と記録して宿題は提出されて行きました。
そんな中途半端な感じだったからでしょうか、
色々なことを聞いてくるので、今日は一緒に月の話をしていました。
その時に思い出したのが、
「どうして毎回、日食・月食が起きないのか?」という小さいころに抱いた疑問でした。
よく太陽・地球・月の位置関係を模式的表した図があります。(下図)
あの図を見ると、新月の位置では毎回日食が、
満月の位置では毎回月食が起きても良さそうに思えたのでした。
実際にその疑問を抱いても、
何だか聞いてはいけないような気がして誰にも聞かなかったのですが、
図を見れば見るほど、不思議でしょうがなかったのです。
しかし、空を見上げても日食や月食はほとんど起きません。
なんでだろ~?どうしてだろ~?と思ったものでした。
(同じように疑問に思った方っていらっしゃらない…?)
その疑問は、ある画像を見た時に一挙に解決されたのですが、
そういう画像が当時は身近になかったものですから、
案外長いこと解決されない疑問として頭に残っていました。
地球は太陽のまわりを一年に一回公転し、月は地球のまわりを約27日で一回公転するわけですから、太陽・月・地球が一直線に並ぶことによって起こる日食は一年に何度も見ることができそうに思えます。
しかし、実際には皆既日食や金環日食は十年から数十年に一度、部分日食ですら数年に一度しか見ることができません。なぜでしょうか?
それは地球の公転軌道と月の公転軌道が約5°傾いているため、太陽・月・地球が一直線上に並ぶことはめったにないからです。
太陽・月・地球が一直線に並んだ場合でも、月の直径は地球の約4分の1しかなく、月が落とす影は地球よりもずっと小さいので、日食は地球上の限られた場所でしか見ることができないのです。だから日食は非常にめずらしい現象として、見ることができる場所では大きな話題となるのかもしれません。
【転載終了】
そういえば来月には皆既月食が起きますね。
月を勉強するには最適なタイミングです。
日本全国で皆既食を見ることができます。石垣島以西の地域では月がわずかに欠けた状態で昇ってきますが(月出帯食)、それ以外の地域では部分食を始めから見ることができます。
部分食の始め 8日18時14.5分
皆既食の始め 8日19時24.6分
食の最大(食分 *) 8日19時54.6分(1.171)
皆既食の終わり 8日20時24.5分
部分食の終わり 8日21時34.7分
【転載終了】
何となく分かったつもり(本当はふに落ちていないのに)なのは良くありません。
しかし気軽に聞けない性格の人もいるでしょう。
そういう時には、その疑問をあたためておくといいですよ。
ある時なぜかたまたまその疑問を解決してくれる人や本に出会います。
そんな不思議が人生には起きるものです。
無理やり納得させる、とりあえず放っておくなんてことをすると、
その不思議な現象も気付かずスルーすることになります。
ありがとうございました。
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