避難訓練に参加してきました。

こんにちは。

この間の日曜日は、自宅のある市内全域で避難訓練がありました。
自治会ごとに集まり、広域避難所の小学校へ集団で避難するという訓練でした。

朝、市の防災無線から訓練開始のサイレンが鳴り、
なんとも不気味な雰囲気の中、訓練へ参加してきました。

避難自体は大したことがなかったのですが、
体育館に靴を脱いであがることになり、床の冷たさが身にしみました。
(靴下のままでずっと待たされるという憂き目に…)

避難訓練で学んだことは、『やはり自分がしっかりするべき』というものでした。
指示がない、指示が出せない、訓練のはずなのに混乱する現場の中で実感しました。

きっと自治会の人たちや、市の人達は一生懸命だったのだと思います。
でも、もしこれが震災時であったら、避難者もこんなに大人しくはなかったのではないかと思います。

ただ、これだけ大規模な訓練が行われたということ、問題点があったことを把握できたこと、
これらはひとりひとりの中には今後に活かす情報となったと思います。

そういう意味では、非常にためになった避難訓練でした。
炊き出し訓練などもすればもっと良かったかもしれません。


ちょうど避難訓練に行くときに、ニュースで見たのが中央道のトンネル崩落事故でした。

画像の説明

中央道トンネル崩落:死者9人に 天井留め具が脱落、老朽化原因か

 山梨県大月市の中央自動車道上り線の笹子(ささご)トンネル崩落事故で、中日本高速道路は3日、崩落した天井板を支えているつり金具をトンネル最上部の内壁に固定しているアンカーボルトが一部で脱落していたことを明らかにし「ボルトか内壁の老朽化も原因として考えられる」と説明した。また県警はワゴン車から5人、乗用車から3人の焼死体を収容。死者は計9人、重軽傷者2人となった。同社の設備管理に問題があった可能性が高まり、県警は大月署に捜査本部を設置、業務上過失致死傷容疑で調べを進める。

 県警や消防は、巻き込まれたのはトラックを含む3台と断定し、救出作業を終えた。

 中日本高速によると、トンネル最上部のコンクリートの内壁には、T字形鋼材(長さ6メートル、幅40センチ)が1枚につき16本のボルト(長さ230ミリ、直径16ミリ)で固定され、この鋼材1枚につき5本のつり金具の上端がつないであった。つり金具の下端も鋼材につながれ、この鋼材の上に左右から2枚の天井板を乗せてある構造だった。3日未明から実施した緊急点検で、この内壁に打ち込まれたボルトが抜け落ちていたことを確認したという。ボルトが腐食していたり、さびたりしていたという情報はなく、ボルトとの接合部分のコンクリート自体が経年劣化していた可能性もある。

 一方、救出作業は夜を徹して行われ、3日午前3時25分ごろ、ワゴン車の運転席、助手席、最後部席から各1人、中間座席から2人の計5人の遺体を収容。いずれも東京都内の20代で、この車から軽傷を負って脱出した銀行員の女性(28)=神奈川県三浦市=の知人の男女とみられる。

 乗用車の3人は運転席、助手席、後部席でそれぞれ確認され午前6時20分に収容した。山梨県内の60〜70代の男性1人、女性2人とみて調べている。天井板は約130メートルにわたって崩落した。【沢田勇、春増翔太、古関俊樹】
(毎日新聞 2012年12月03日 東京夕刊より抜粋)

ちょうど、勝沼へ家族でぶどう狩りに出かけたのが10月でした。
その時に中央道の「笹子トンネル」を通りました。長いトンネルなのでよく覚えています

タイミングによっては自分があの現場にいたかもしれないと思うとゾッとします。
不幸にも事故によって犠牲になられた方々に心からお悔やみ申し上げます。

トンネルの崩落は大きな地殻変動の前兆現象ではないかという話もありますし、
コンクリートの耐用年数の問題という話も聞きます。
いずれにせよ、昔に作られたものは、時が経てばいつかは壊れるのです。

だからこそ、ちゃんとしたメンテナンスが必要となるわけですが、
トンネルの非常口が開かなかったという情報までありましたからね…。
日本は建築物や構造物から制度に至るまで、メンテナンスが重要になっているのだと思います。

(ちなみに自分自身はその職業柄、教育制度にこそメンテナンスが必要だと思っています。)

これから崩落の原因などが明らかにされるのでしょうが、
年末年始にかけて高速道路を利用する人が多くなると思いますので、
同じようなことが起きないことを祈るばかりです。

もっと早くこの記事をあげようとしたのですが、他のページの更新に手間取ってしまいました。
(「冬期集中学習について」が公開されました。)
ありがとうございました。

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